第23回 リシャール・ミル ヨネックス レディス観戦記〜約40年ぶりのプロゴルフ生観戦の興奮〜
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プロゴルフ観戦の思い出
1人で上越に暮らすようになって(しかもコロナ禍が重なって)1人で何かしらのイベントにでかけていくということはなかったのですが、ふと出かけてみようという気持ちになりました。
元気だった頃の父の唯一と言っていい趣味がゴルフでした。何度か声をかけられて福島周辺にプロゴルフの大会がやってきたときに、3回(程度)、父と見に行った記憶があります。ダンロップトーナメントとかね。青木功選手、ジャンボ尾崎選手、中島常幸選手などと生で見た記憶があります。もっとも、その頃のわたしはゴルフ場という広大な広場で母が握ってくれたおにぎりときゅうりの漬物を食べるのがとても楽しく、ピクニックに行っていた気分だったと思います。それが、わたしの中学校、高校時代です。たぶん。 スポーツはやるのは好きじゃないけど(笑)、見るのは好きなんですよね。
1日中、ゴルフの試合などはテレビ観戦できます。もちろん、サッカーも野球もラグビーも卓球もテニスも。ただ、そこにチャンネルを合わせてしまうと1日の自分の生活が終わってしまうので気をつけている感じですかね。
さてそんなこんなで、今日。
年に1回、新潟県内で女子プロゴルフの試合があることを知っていました。
せっかく新潟に住んでいるんだし、いつか行ってみたいなぁと思っていたんです。
それを思い出したのが5月。ちょっとネットで調べてみたら、今年は久しぶりに有観客で試合をすると書いてあるじゃないですか。早速、チケットを購入。
上越から1時間30分くらいかかるところかな。
せっかくだから、前日からそちらに行って車中泊をして早朝から会場に向かおう!ということで出かけてきました。
(前日の車中泊の様子も後でお知らせしますね)
いやぁ、めちゃくちゃ大興奮。そして、楽しかったです。
前日から会場近くに行っていたおかげで、会場には7時に到着
最初の組のスタートは8:10からです。
最初のくみのパター練習や打ち込み練習等も見ることができました。
観戦経路
悩んだのが、どのように1日を過ごすかということ。
誰か一人の選手について行くか、それとも、どこかのホールにい続けて定点観測をするか。
悩んだ挙句、わたしはその両方をとることにしました。
って、私みたいな人多いのかな?でも、みた限りでは当たり前に最終組また、その2、3組前までがお客さんが多いというのが一つ、そして、自分の推しの選手がいて、その選手にずっとついて回るというのが2つ、このどちらかのパターンが多いように見えました。わたしのパターンはそういう意味では少数派かな。でも、この見方、お薦めです。
では、具体的に説明しますよ。
(いつも、わたしの文章は長文ですが、いつも以上に長いですよ。だって興奮してますから…笑)
最初,誰たちについていこうかと考えました。
ゴルフは基本,1番ホール(アウトスタート)と10番ホール(インスタート)の2つからスタートします。
成績的には,1番スタートの選手のほうがよいのですが,わたしはインスタをフォローしていてよりファンである「河本結」選手がいる10番スタートにつき,しばらく,河本選手たちのプレーを見ることにしました。河本選手たちには申し訳ないですが,この試合において優勝へ絡む可能性が低く,ギャラリーもそんなについて回らないだろうからじっくりプレーを見られるのではないかと考えたのです。
(ちなみに,大里桃子選手のインスタもフォローしているのですが……今回は,河本選手……笑) 間近で見るプレーは圧巻でした。
決勝では50人の選手がいるわけですけど,「ワンプレー」だけを見ると優勝と50位にどんな差があるのかわかりません。
精神や精度の積み重ね,ストーリーというところなのでしょうかね。
しばらく付いていったのですが,ここは面白いというところを見つけました。
それは,13番ホール。
ここは,ロングホール(472Y)で右ドッグレッグ。
ティーでは打ち下ろしになりますが,グリーンを狙うところでは打ち上げになります。
グリーン横にカート道があり,ギャラリーはそのあたりから見ることになります。
そこが,わたしにはとてもよくてですね……。
つまり,3打(選手によっては2打)のボールの弾道と着弾,そしてその後のパター等でのカップインまでの様子が間近で見られるのです。
わたしは,この場所を見て,
「あっ,ずっとここにいよう!」
と思いました。
その後,しばらく後の組を見てました。
が,鶴岡果恋選手がいる14組目(河本結選手がいたのは12組目)を見た後,鶴岡選手たちについて14番のショートホールの様子までを見て,その後,食事のできるクラブハウス周辺まで続く道路があったのでそちらに向かい,10時すぎにおにぎり2個を購入してさっと昼食をとりました。
ずっと1日中,13番ホールにはりついていようかと思ったのですが,さすがに何か口にしておかないと具合が悪くなるかもしれないと思ってのことです。
ちょうど,おにぎりを食べ終わった時に,大里桃子選手や三ヶ島かな選手たちの第1組が10番ホールにやってきました。
再度,この方々に13番ホールまで付いていってその後,ずっと最終組まで13番ホールのわたしの中のベストビューポジションにい続けました。
さすがに最終組までの最後3組あたりは,ギャラリーをたくさん引き連れてきましたが,わたしは動かずにそこにいますので13番ホールに関しては一番間近で選手たちを見ることができたということです。
最終組がプレーを終えた後,今度は18番ホールのグリーン近くに直行し,少し高台からグリーンを見られる場所を確保し,最後までそこで見ていました。
打ち下ろしから打ち上げになる13番ホール,472ヤードのロングホールですが,わたしがメモを取り続けましたが42選手中,2オンに成功したのは11選手。飛ばし屋で名高い渡邉彩香選手は最も近いワンピンくらいの位置に2オンしましたが……イーグルならず。わたしの見たところ,イーグルは見られませんでした。みなさん,それなりに2オンしてくるのでたぶん何回かはイーグル見られるのではないかと期待したのですけどね(笑)。
穴井詩選手などは,飛びすぎてグリーンを超えてしまいましたからね。穴井選手は最終18番(512ヤード)も2オンに成功。皆,18番はバーディを取れないで終了していく中,しっかりとバーディをとって観客席を沸かせました。
観戦メモ
本当に久しぶりのプロゴルフ生観戦。
そして,一人での観戦ですから自分の見たいように見られます。
そんな中での観戦メモを以下に書き残しておきます。
パター練習を見続けると……みなさん,本当に下半身が動かない。上半身,というか肩だけを回転させて打っている感じ。ロボット?それとも肩だけうごく人形のようでした。
そこにいたボランティアの方の会話に大きく影響されていますが(笑),その形の会話の通り,河本結選手はとても気さくでファンサービス等々がすばらしい方に見えました。スタート前後にカメラマンの方とお話していましたが,カメラマンが話をしやすいようにまるで,ホワイトボード・ミーティング®のオープンクエスチョンを使って傾聴している感じで,「というと」「どんな感じでしたか」「なるほど〜」「わかるわかる〜」などを多用していました。あれ?今,ホワイトボード・ミーティング®のセミナー中?なんて思うくらいでしたよ。 鶴岡果恋選手は本当に美しい。これもギャラリーの会話で聞こえましたが,「モデルさんみたい」。本当です。
そういう意味では,各選手,契約メーカーとの関係もあるのでしょうが,だいたいファッションが決まっていて,遠くから見てもあの選手だとわかります。三ヶ島選手はいつものような三ヶ島選手ファッションでしたし,穴井詩選手はやっぱりいつもの穴井選手ファッションでした。年齢的におじいさんのわたしは,かわいらしいファッションが好きです。河本結,鶴岡果恋,竹内美雪,金澤志奈選手のファッションが好みかなぁ。 アイドルの推しメンではありませんが,推しプレーヤーがいて,そのプレーヤーを夢中になって応援している,ついて回っているギャラリーがいました。いいなぁ。
特に会場が新潟だったので,新潟出身の選手,石井理緒選手,高橋彩華選手には地元のギャラリーもついていたのかな,ワンプレーワンプレーに声掛けの声援がありました。そんな中,石井選手は本日−4,高橋選手は−2。総合でも石井選手,高橋選手共に4位と活躍してすばらしいです。わたしなら,声援がプレッシャーになって押しつぶされる可能性が高いですが,彼女たちは声援を力に変えている……。見習いたいです。 とにかく選手のみなさんの姿勢が綺麗。すらっとしていて,スパッとしています。体幹がしっかりしているからなのかなぁ。こうじゃないとゴルフが上手にならないのだろうなぁ。日常生活との関連が垣間見られるように想像してしまいました。
ゴルフ観戦素人のわたしは,ギャラリーのみなさんの持ち物を見て,しまったと思いました。観戦慣れしているみなさんの多くは携帯用のチェアを持ってきているのです。考えてみれば,わたしのキャンピングカーには常時,3つくらいの小さな折りたたみ椅子(チェア)が入っているのですよね。なぜに,持ってこなかったのだろう……。これが素人の証ですね。次の機会があれば,忘れないようにします。 以上,わたしの40年ぶりくらいのプロゴルフ観戦記でした。長文失礼しました。
わたしの一番の推しプレーヤーは稲見萌寧選手です。久しぶりの優勝,おめでとうございます。 (あっ,予選落ちしてしまいましたが,安田祐香選手も推してます) 本当はずっと追っかけてみたかったのですが,最終組ということでギャラリーがたくさんいすぎるだろうと思って今回は控えました。来年,どんな観戦方法をとろうかなぁ……。
いつかみなさん,来年,会場でご一緒しましょう!!